世界糖尿病デー

11月14日は世界糖尿病デーでした。

糖尿病は血液中のブドウ糖の量が増えた状態が続く病気です。重症化すると脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなりうる病気です。

普段の生活で糖尿病の方自身や、歯科治療を行う際に我々歯科医師が注意しなければならないことはその合併症である感染症です。感染症とは細菌やウィルスなどによる風邪、肺炎、皮膚炎、膀胱炎、腎盂炎などがあります。

糖尿病の方は白血球の活動が鈍く、免疫力が落ちるため感染症になりやすく、また重症化しやすい傾向にあります。また治りにくいのです。

歯科領域でいうと歯周病が悪化しやすい事や、抜歯などの外科的処置の後に感染しやすく治りにくいなど注意が必要です。その理由で歯科医師は治療の前に糖尿病のコントロール具合を把握しておく必要があります。

糖尿病治療がギリギリ不必要になったとしても、歯周病などが悪化しやすい方は再度内科など専門外来に受診されてはいかがでしょうか。