乳歯の虫歯

乳歯の虫歯は年々減ってきています。とても良い事ですが、いざ出来てしまうとどんな影響があるのでしょうか。どうせ抜けるしと放っておくと色々と困った事があるんです。

 

⒈本人が痛くて辛い

乳歯は永久歯と比べて歯の壁が弱く、虫歯の進行が早いです。ですのですぐに神経まで達してしまい痛みが出やすくなってしまいます。お子さんが辛い思いをしますし、その後の治療でも本人の負担が増えてしまいます。

⒉その後の永久歯の歯の質に影響

乳歯の虫歯が進んで、中の神経が死んだりすると、根の先に膿が溜まることがあります。そのまま放置するとその奥に控えている永久歯がきちんと完成せず、変色したり質が弱くなる可能性があります。

⒊歯並びに影響する

乳歯が虫歯で溶けたりして、生え変わる時期よりも早く抜歯になると、隣の歯が隙間を埋めようと移動して歯並びに影響が出ます。本来、永久歯が生えるスペースが無くなってしまうと、ズレた位置から生えてしまいます。

 

以上のように、乳歯の虫歯の放置はすぐに影響が出なくても、後々に何かしら生じてしまう事があります。

まだ乳歯のうちに検診を受けたり、歯磨きやフロスなどの指導で早いうちから予防をして、乳歯だけでなくその後の永久歯も健康にしていきましょう。