大人になってからなかなか歯みがきの指導を受ける機会って減りますよね。
また道具も電動歯ブラシや歯間ブラシ、フロス(糸ようじ)など多種多様にわたり、どれを使っていいかわかりにくいと思います。
歯科の先生によって、また各メーカーの推奨によって異なりますが基本的なお話をしてみたいと思います。
まず歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つようにしてください。しっかり握れるのは力が入りすぎて歯ぐきを痛めることがあります。歯にあてる圧力は200グラム。キッチンスケールで計るのも良いですね。
毛先を使ってもらいたいので押しすぎは禁物。歯ブラシが1か月でも毛が広がらないなら 適度な圧力でしょう。
毛先が歯面に直角に当たっていることが重要です。また歯と歯茎の境目は45°位が理想。効率よく汚れを落とすためには一本の歯につき20回以上1~2mmの動きで震わせながら磨きます。
毎食後に磨いてもらいたいですが、やはり忙しい時間帯もあるかと思います。
必ず磨いてもらいたいのは夜寝る前です。就寝中は唾液の分泌量が減り、虫歯や歯周病のリスクが増えるので、なるべく菌の数を減らさなくてはなりません。そのためにも寝る前が大切です。お子さんの場合も仕上げ磨きは眠くなってご機嫌が悪くなる前に磨きましょう。また洗面所だけで磨くのもおすすめしません。洗面所で鏡をずっと見ているだけだとどうしても磨く時間が短くなりがちです。テレビを観ながら、パソコンしながらと、「・・・・しながら」で構わないので磨く時間を少なくても5分以上やってみてください。
次回は電動歯ブラシや歯間ブラシ、フロスのお話をしますね。