診療再開しております。

5月7日より診療再開しております。

これまでより更に新型コロナウイルスの感染症対策を講じました。

①予約人数、間隔の調整

②受付に飛沫防護シールド設置

③治療前、全ての方に消毒薬のうがい

④術者フェイスシールド装着

上記を追加しております。

ご協力のほど宜しくお願い致します。

新型コロナウイルス感染拡大による臨時休診

当院ではスタンダードプリコーション(標準予防策)の考えから、誰もが今回の新型コロナウイルスを保有している可能性があることを考慮して、これまでの院内感染予防策以外に歯科医師、スタッフの常時マスク着用。診療時間内でのドアノブ等の清掃。
換気の為に窓の常時開放。粉じん吸引装置の常時稼動などを行い、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である接触飛沫感染予防に努めてまいりました。

今回、政府から緊急事態宣言の発令後、東京都の感染患者の感染経路不明患者数の動向を踏まえ、患者・スタッフ(医療従事者)・出入りする業者の方々、そしてそれぞれの家族の感染および拡散の予防のため、臨時休診することとしました。

緊急事態宣言の終了の5月6日までを予定しておりますが、考えたくはありませんが感染者数の爆発的増加など考慮し再開するか決定する予定です。

感染者数が減少し、皆様が何の心配もなく歯科医療を受けられる日が一日でも早く来ることを願います。

秋の歯科検診

こんにちは。昼と夜の寒暖差が大きくなってきて、風邪を引きやすい季節になって参りましたね。

 

良い歯の日である11月8日に、にしはらさくらさく保育園で秋の歯科検診を行いました。みんな頑張ってお口を大きく開けてくれました。

乳歯は永久歯より虫歯になりやすく、進行も早いので注意が必要です。また歯は生え始めて直ぐは、お口の中の色々な環境に対応する力が弱く、虫歯になりやすいと言われています。

さらに幼児は味覚の形成がまだ未発達なので、この時期に甘いものを与え過ぎてしまうと虫歯のリスクもそうですが、将来的に味覚にも影響する事が解ってきています。

かと言って全く砂糖無しというのもリスクがあります。成長に必要なものですし、本人にとってもストレスが強くなってしまいますからね。今は幼児にも与えて良い人工甘味料もありますし良い時代になりました。ただし、おやつやジュースなどの時間と量は必ず決めてください。だらだらとお口の中に糖分があると、それこそ虫歯のリスクが上がります。決まった時間にする事で肥満予防にも繋がります。おやつの後も歯磨き出来れば良いのですが、出来ないならうがいをする事でも効果があります。少しでも砂糖の濃度を減らせれば良いと思います。

 

また大人からの虫歯菌の感染も注意して下さい。昔は大人が咀嚼した物を与えたりしましたがそれはご法度です。今ではキスでも虫歯菌感染のリスクがあると言われいます。家族みんなで虫歯予防が大切という事です。

現在ご使用の歯磨きペースト(歯磨剤)はご自身に合っていますか?

 

冷夏が過ぎ、10月なのに暑い日が続きますね。

 

久しぶりの更新になってしまいました。今回は自分の知識の整理整頓も込めて、歯磨きペーストのお話です。

今やドラッグストアーやコンビニでも歯磨きペーストは様々なものが売られています。皆さんは漠然と購入し使用していませんか?ご家族が使用しているから同じものをそのまま使用していませんか?

 

肌が弱い方や用途によって化粧品も使い分けますよね。シャンプーやコンディショナーも毛質によって自分に合うものを使用し、男性でもシェービングジェルやヘアワックスなど使い分けていると思います。お身体に使用するものですから何でも良いとは行かないはずです。それは歯磨きペーストも同様で、個人に合ったものを使用しないと、歯や歯ぐきを痛めてしまうこともあるのです。そこで今回は歯磨きペーストのお話をしたいと思います。

 

まず重要なのはいくら良い性能、高価な歯磨きペーストを使用しても、正しくブラッシングが出来ていないとその効果は僅少だということです。当院では磨き方のお話をするときにブラシの毛先が当たらないと清掃の効果がない事をお伝えしています。電動、超音波歯ブラシも同様です。歯磨きペーストには発泡剤というものが含まれている場合があります。磨くとブクブク泡状になって、お口の中の隅々まで行きわたり効果を発揮させようとしますが、それがかえって磨いたつもりになることを危惧し、患者さんにペーストは使用しなくてよいという先生もいらっしゃいます。私もそう思います。それを踏まえたうえでお読みください。

 

歯磨きペーストの裏面を見てください。成分表が載っていると思います。主な成分の効果を挙げてみたいと思います。参考にしてください。

歯質強化・・・フッ化ナトリウム モノフルオロリン酸ナトリウム

殺菌・・・CPC(塩化セチルビリジニウム) IPMP(イソプロピルメチルフェノール) クロルヘキシジングルコン酸ジカリウム クロルヘキシジン塩酸塩

消炎・・・グリチルレチン酸ジカリウム β‐グリチルレチン酸 サリチル酸メチル

引きしめ・・・塩化ナトリウム アラントイン

血行促進・・・塩化ナトリウム 酢酸トコフェロール(ビタミンE)

細胞機能促進・・・塩酸ピリドキシン(ビタミンB6) 加水分解コンキオリン

色素沈着予防・・・ポリリン酸ナトリウム ゼオライト

プラーク分解・・・デキストラナーゼ

知覚過敏抑制・・・乳酸アルミニウム 硝酸カリウム

発泡剤・・・ラウリル硫酸ナトリウム

研磨剤・・・リン酸水素カルシウム 水酸化アルミニウム 無水ケイ酸 炭酸カルシウム

潤滑剤・・・グリセリン ソルビトール

粘結剤・・・カルボキシメチルセルロスナトリウム アルギン酸ナトリウム カラギーナン

香味料・・・サッカリンナトリウム メントール ミント類

保存料・・・安息香酸ナトリウム

こんなものでしょうか。

虫歯予防がしたいな、よくコーヒー飲むなぁという方には歯質強化と色素沈着予防を含んだものを使用した方が良いということです。通常であれば成分が多く含んだものから記載するはずなので、それによって判断して頂きたいですね。

先ほどお話しした発泡剤は昨今、口腔乾燥症を誘発しやすいという報告もあります。また研磨剤が多く含まれているのも問題です。歯が丈夫な人でも週に2、3回程度が望ましいと思われます。